日付けも変わり夜も深まった頃、僕は暮羽さんの車に乗り、仕事に向かった。
僕が今日仕事する建物の近くにたどり着き車が止まった。
身支度を整える僕を暮羽さんが見ているのがわかった。
車内は暗く、顔もなにも見えなかったがそう言う気配がした。
「じゃあ…また終わった頃に向かえにくる」
そう言って車を出そうとする暮羽さんに6年前の事が頭をよぎったが、今回は暮羽さんから望んだことだから置いていかれる事はないと思い、静かにドアを閉めた。
小さくなっていく黒い影が完全に見えなくなるまで少しの間その場を動かずエンジンの音が聞こえなくなるとターゲットのいる建物まで少し歩いた。
建物の前には門番が二人立っていて、話をしているように見えた。
今朝、暮羽さんから受け取った封筒に入っていたこの建物の設計図は完璧に頭にいれている。
入り口は一つ。
秒単位で表示される腕時計で時間を確認し、建物に侵入することにした。
僕は身を隠しながら入り口の門に近づくと茂みに石を投げた。
反応して二人が離れた瞬間を狙い、門の前に残った門番の喉をナイフで切り裂いた。
同様にもう一人も片付けると門をくぐり建物の窓ガラス極力音立てずに割り、中に進入した。
僕が今日仕事する建物の近くにたどり着き車が止まった。
身支度を整える僕を暮羽さんが見ているのがわかった。
車内は暗く、顔もなにも見えなかったがそう言う気配がした。
「じゃあ…また終わった頃に向かえにくる」
そう言って車を出そうとする暮羽さんに6年前の事が頭をよぎったが、今回は暮羽さんから望んだことだから置いていかれる事はないと思い、静かにドアを閉めた。
小さくなっていく黒い影が完全に見えなくなるまで少しの間その場を動かずエンジンの音が聞こえなくなるとターゲットのいる建物まで少し歩いた。
建物の前には門番が二人立っていて、話をしているように見えた。
今朝、暮羽さんから受け取った封筒に入っていたこの建物の設計図は完璧に頭にいれている。
入り口は一つ。
秒単位で表示される腕時計で時間を確認し、建物に侵入することにした。
僕は身を隠しながら入り口の門に近づくと茂みに石を投げた。
反応して二人が離れた瞬間を狙い、門の前に残った門番の喉をナイフで切り裂いた。
同様にもう一人も片付けると門をくぐり建物の窓ガラス極力音立てずに割り、中に進入した。

