最後まで戸締まりをしろだの、何かあったら連絡してだの、過保護な発言をするアレジを早々にノイローの元に送り出した。
って言うか、戸締まりしたって窓をぶち破れば中に入ってこれるよアレジ。
僕がようやく落ち着いてお昼が食べられると思い、パスタを口に含むと既に平らげていた星男はホロの薬を飲んでいた。
どういうスピードで食べているのだろう。
昼休みとばかりにユッタリと休息した僕と星男は、午後からも先程同様に射撃の訓練をした。
本当は長時間すると集中力がなくなってよくないんだけど…、星男の場合はそんな事は言ってられない。
こうしている間にも仕事はたまって行くので一刻も早く修得する必要がある。
今現在修理に出されているYUKIちゃんはノイローの話によると、かなりの重傷でよくなるまで一ヶ月はかかるらしい。
結局その日星男は晩ご飯までしっかりウチで食べていった。どうせなら泊まって行けば?と提案する僕に星男は困った顔で笑って丁寧に誘いを断って帰っていった。

