ちょっとだけ早く遊びを切り上げて一人で教室に向かった。 相変わらずどこのクラスにも人はいない。 外とか図書室とかに溜まってるんだろうな。 『あ・・。』 俺の教室にはやっぱり三咲がいた。 『お帰り。』 俺の声を聞き取ったのか三咲は俺の方をみた。 『ただいま。』 それが嬉しくて笑顔で返事をした。 最近、三咲といると嬉しいと思うことが多い。 なんでだろう。