周りからみたら人気者に見えるらしい。 でも、人気者なんて嘘だ。 きっと俺が扱いやすいからみんな俺を利用する。 寂しいときとか、誰も相手にしてくれない時とか俺の所にくるんだ。 誰かが自分の傍にいればそれでいい。 俺なんか必要ない。 俺の傍から離れていく。 『太一ー!行くぞ!』 ボールが宙を舞って俺の元にきた。 『あ・・三咲だ。』