『太一、お前もたまには外で遊ぼうぜ!』 ボールを片手に持ったクラスメートが誘ってくれた。 俺は三咲のそばにいたかった。 『おーう。』 でも、断ることができなかった。 友達を失うのが怖かった。 浅い友情で繋がった友達とは付き合いよくなきゃ捨てられる。 そう思ってる自分がいた。 三咲のアンケートと三咲の言葉が頭の中をグルグルしていた。 俺は、変わることができないんだ。 結局・・俺は本当の友達なんて作れない。