ハッピー・バレンタイン

ああ、どうしよう。
顔がどうしてもだらしなく緩んじゃう。

「良かったね、菜々」
真菜がそんなあたしの頬を指でつつく。
あたしは答えの代わりにヘラヘラと笑みを浮かべた。