思恋-SIREN-

了吾君が笑いながら会場を走ってでた。
「了ちゃんやめなよ!!」

私は叫んでた。

麻美の気持ちを考えてでた言葉…
「麻美が死んでも、了ちゃんは、ずっと生きなきゃ…私の夢は叶わない…」
了吾君は、立ちすくんだ。
「分かってる…夢ぢゃないって事くらい…でも…信じられないし、受け入れられない…」