「また霧原君からアプローチ?霧原君のファンクラブ‥敵に回すよ?」


「もう回してる。アイツのアレがアプローチって呼べるのか、僕には分からないよ。」


本気でアイツを殺したいと、恭子は不愉快そうに眉を潜める。

「いっそ付き合ったら?絶対、霧原君は恭子を大事にしてくれるよ!!」


「杏里がソレを本気で言うなら‥僕は今から屋上から飛び降りてやる。」


冗談じゃない、親友は自分が黄泉の事で苦しんでいるのが‥理解出来ないのだろうか?


思わず溜め息を吐く恭子‥苦労する学園生活、スタートだ。