ー現在
さて…
あたしの記憶、あいまいだから…
亜夢と一緒だよ。
まあ、それはおいといて…
いよいよ、ペロとの再会…
ってゆーかさ、ここでネコ飼ってんのバレたら、ペロ…殺されちゃうかもしれないのに…
「りお、どうした?」
光が、耳元で呟いた。
「…わッ!…ゴメン、何でもない」
当然、びっくりするって。
「なら、いいけど…ケン、ペロ持ってきて」
「はいよッ!…どーぞ」
…ペロはモノじゃない、生き物だもん!
…って言いたかったけど。
ペロが…
そう、ペロが。
あたしたちの前で…
「…にゃあ」
…可愛く鳴いたから。
言えなかった。
「…ペロぉ…すっごい久しぶりだね…」
そこには…逞しく育ったペロの姿。
そっか、もう2才くらいってゆー計算になるんだよね…