獣医さんは、ペロのことを心配して涙を流しているあたしたちにこう言った。
「ついさっきやられてたみたいだから、なんとかなります。助かる可能性は高いです」
「…ホントですか?」
「ああ、本当だ。ただし、100%ではない事は頭に入れておきなさい」
「でも…助かるんだね!」
絶対ではないけれど、助かる命にあたしたちは手と手をとって喜び合った。
ペロと一緒に走った日々を思いだしながら…