#りおサイド#

「用があるから来たに決まってんじゃん。さ、行くよ」
「行くってどこに!?」
決まってんじゃん…
「…あたしたちのもう1つの居場所」
居場所…
「ここにばっかり居ても、つまんないでしょ。…悪いように言って、ゴメン」
「べ、別にいいけど…まあ、たまには息抜きが必要ね。行ってらっしゃい」
「成瀬…あんがと。行ってくるね」
亜夢が、手を振った。
もう二度と戻ることが出来ない、わけじゃない。
あたしたちの居場所はいつだってある。
絆はちゃんと、ある。
「行ってら~。ま、せいぜいドジって光君達に迷惑掛けないように」
「迷惑なんて…ないよ。ねぇ?」
「もっちろん♪うちらの絆も負けないくらい、強いんだから!」