壊れたこころ

「最近 どうだ? 塾にはいってるか? 」 もっと何か話そうと思っても思い付かずついこんな事をきいた。 諒太は俯いて小さく頷いた。 その時電話が鳴った。「あー明日な。わかった。なるべく帰るから。じゃあな。よろしく頼むわ。」 電話を切ると諒太に俺はいった。 「明日ばあちゃんとじいちゃんが諒太の誕生日のお祝いをするからきてくれんだって。俺も早く仕事終わらせて帰るから。」