「ぅわ〜…いるよぉ」

玄関に行ったら2年の下駄箱の前であいつは座って待っていた

「あいつ待っとるから早く行きなよ」

「いや…気まずいし…」


「いいから早く」

「ん〜…」


私は矢田の近くまで行った

「………っ」

けどまた岬のとこへ引き返してしまった


「何戻ってきてんの?」


「だって…」

「だってじゃなくてさっさと行けや」

「マジムリ!」

「ムリとかじゃな…あーーー…っ!」


「あーーー…」


私たちが口論してる間に矢田は消えていた

「こンのバカ菜月!!!」

「ぅわぁ…」


「カバンねーから帰ったかも…」

私達は急いで矢田の下駄箱を見た

「靴あるわ」

「…良かったぁ」


とりあえず玄関であいつが来るまで待機することになった