「美亜ちゃんは地球上でただ一人の、神に選ばれた人間なんだ。だから、神は君のささやかな願いを叶えたくて、俺たちを人間界に遣わした」


「へ――え―」


あたしが神に選ばれし者?
逆にウケる(笑)
うさんくさすぎて信じらんないよ…


「だから、美亜ちゃん、俺にしない?」


「え?」


優サ…優、すごく真剣な表情。


そんな見られると…
照れちゃうよ////


「俺と付き合えば、イイコトい―ッぱいあるから…。
美亜を癒してあげる…」


「ゆ、優ッ!」


ベッドの中にあるあたしの太ももを、焦らすように撫でる。


「…そろそろ、床に寝てる人たちが起きる。ま、考えといてね☆」



ギシッ…



優はベッドから出ていくと、トイレ(天使もちゃんとするらしい)に行ってしまった。



最初は、中身が優しそうだから行動も優しいんだとばかり思ってたけど…。


優ッて、けっこう大胆。


でも、大胆な人、嫌いじゃないよ……。