背中を支えていた地面から離れたせいだ。
代わりに、首の下と折り曲げた膝の後ろに……なんか硬いもの。
……誰かに抱えられている!?
しかもこれ……お姫様だっこじゃねぇ!?
てか、この腹に食い込んでいるものは一体!?
ドックンドックンドックンドックンドックンドックンドックンドックンドックンドックンッ!!
体の右半分の側面にある、硬い壁のようなものの向こう側で、けたたましい音が響いている。
なにこれ心音!?
この壁、生きてる!?
あ、人間の胸板……か?
救急隊員だろうか……。
仕事早いな……。
まぁ、とりあえず、もう安心だ。
腹に、ずっと何かが食い込んだままだけど……。
オレは胸板(らしきもの)に体を預け、そこで意識を手放した。
最後に、黒い団子の列なりのようなものが見えた気がした──……。
代わりに、首の下と折り曲げた膝の後ろに……なんか硬いもの。
……誰かに抱えられている!?
しかもこれ……お姫様だっこじゃねぇ!?
てか、この腹に食い込んでいるものは一体!?
ドックンドックンドックンドックンドックンドックンドックンドックンドックンドックンッ!!
体の右半分の側面にある、硬い壁のようなものの向こう側で、けたたましい音が響いている。
なにこれ心音!?
この壁、生きてる!?
あ、人間の胸板……か?
救急隊員だろうか……。
仕事早いな……。
まぁ、とりあえず、もう安心だ。
腹に、ずっと何かが食い込んだままだけど……。
オレは胸板(らしきもの)に体を預け、そこで意識を手放した。
最後に、黒い団子の列なりのようなものが見えた気がした──……。

