*おまけ*

「そういえば…涼はなんであんな所にいたの??クリスマスなのに…」

紗帆の言葉に肩が揺れそうになるのを咳でごまかした。

紗帆はかわいい顔でジッと俺を見てくる。

「なーんで??」

…やべぇ。

かわい過ぎる。

無自覚なのも困りものだな。

『んー…。呼ばれた気がしたから??』

と笑って紗帆の頭を撫でると,くすぐったそうにフフと笑っていた。

言える訳がない。

実はどうしても紗帆に会いたくて,紗帆の友達に連絡して合コンの場所を聞き出した,なんて。

だって,なんだか恥ずかしいだろ??

でも今は恥をしのんで連絡取ってよかったと思ってる。

こんなにも幸せだから。

紗帆。

大切にするよ,ずっと。

だから…
幸せになろうな,一緒に。


END...