夜中の三時を回ると、さすがにコンビニでもひとっこひとり現われなくなる。 バイトとしては最も暇な時間帯に突入だ。 そんなとき、決まって現れるのが田中さんだ。 田中さんは小さいおじいさんで、普段はコンビニの冷蔵庫と冷蔵庫の隙間に隠れている。 そしてコンビニに人の気配がなくなると現れる。 僕が初めて田中さんにあったのは深夜のコンビニバイトを初めて一ヶ月たった頃。 暇だから床のモップがけをしていたときだった。