「帰らないといけないので…」 そう言うと、 彼ら不良は私の手を掴んで来た。 「いいじゃん行こうぜ〜」 「いつものとこ行くか!?」 そう言って私を引っ張って歩き出す。 いつものとこって…何!? 「あの…離して…」 私がそう言っても、 2人が喋っている声に掻き消される。 すると… 「おい、 お前ら何やってる!!」 と言う声が聞こえた。 声がした方を振り向いた2人は、 声の主を見て固まった。 私は不思議に思い振り向くと、 そこには見たこと無い人がいた…。