3月。


卒業シーズンの今。



「先輩、卒業かぁ…」

誰にとっても
切ない季節。


「いーちーご!」


幸せいっぱいの亜子が
やってくる。

「…相変わらず幸せだね」

少し嫌みっぽく言ってみる。


「えへへぇ☆まぁねッ」


しかし 亜子には
通じない。


「あっ!!そういえばぁ、今日、先生達の異動、決まるらしいよ!!」






「……!!!」