「嬉しいぃ〜まだ日本では、販売してないじゃん!!」


早速、開けて匂いに浸っている明恵。


「明恵に、似合うと思って!」

良かった!喜んでくれて。


「何でも買える優里伽が、マジ羨ましいよ!」


その言葉を聞くと胸が、痛くなる。


お金持ちって言ったって中身は空っぽだよ…。


パパには、感謝してるけど!


私の心は、寂しくて。


そして、まともな会話など、今だにしていないママがいる家には、帰りたくなかった。


パパは、ママと喧嘩したと思ったまま。


この状況を打破する…気もないの。