「やっぱり、簡単に教える訳いかねーよ!」

そうだよね!?

簡単じゃないよね。

シュンさんのマジックは、最高だもん!

言う通りだよ。


ちょっと、しょげている私を見てシュンさんは、


「本気で、やりたいんだったら…!」


えっ〜!!

シュンさんが、私に近寄ってくるんだけど。


「はっい?」


声のトーンが上がる。


「毎日見に来るしかねぇな?」

「まいにち?」


つい、こないだまでは着いて来るな?とか早く帰れ!


言ってたじゃん!!


「どうせ、来ないだろ?」


もしかして、試してるのかな?

「所詮、興味本位だろ?本気なら自分で見て、俺の手品の一つ位、物にしてみたら?」


やっぱり…言う事厳しいなっ!
でも…今までの私。

何でも、手に入ってた。

欲しい物困らなかった…。


だから私から何かやらなきゃ!