『あ、ゆりちゃん。あたしバスケ部入るから。』
『えっ、一緒に吹奏楽入ろうって約束してたぢゃん!?』
『だってあたし駅伝走りたいんだもん。ゆりちゃんわ走るの嫌いだから吹奏楽のままにしなよ。』
『やだよ、まなちゃん裏切るなんて。わたしもバスケ部入るから。』
『ぢゃぁ一緒にバスケ部にしよ!!』

ゆりちゃんは幼稚園の頃からの大親友。あたしが私立中学の受験をやめたのもゆりちゃんと同じ中学へいくため。
ゆりちゃんわ嫌い。
すぐあたしのまねするから。そのせいであたしに何度シカトされたことか。結局この部活だって裏切ったのはわたしなのにさ。
ゆりちゃんわ必ずわたしについてくる。
それからゆりちゃんわ仲間外れが大好き。