学校を早退して、夜明の家に行くことにしたが、朝はあんなに晴れていたのに、今はどんより曇っていて今にも降ってきそうだっただった


「いつまで歩くんだよ」

学校を出て、もう20分歩いている


「もうすぐなのだ、さっさと歩くのだ」


あの紙を書いてから、やけに夜明の態度が急変したのは気のせいなのか、

「着いたのだ、ここが我がラボ兼自宅なのだ」


想像していたよりも外見は小さく普通の一軒家だった


「なんか、小さくないか」


「中を見てから言ってほしいのだ」


そう言い、玄関を開けた