高校生になって、1ヶ月が経った。

そろそろ、学校にも馴れてきた頃だった。

「おっす、彰二」

今話しかけてきたのは、同じクラスの大和 零

高校で知りあった奴で、冗談が多いがとってもいい奴だ。

「よっす零、どうした」
なんか、そわそわしている零を見て、何かあることは感じとれた

「いや実はな、今日転校生が来るそうだ」

「何〜、本当か」

「本当だって、俺は冗談言わねえって」

実際は、昨日冗談を言って、クラスの女子に半殺しされかけたばかりだった

「本当に本当だな」

「本当に本当だって」

ここは、一度信じてみることにした