……(・∀・)?


「はい??」


「だから、俺と…」


「ゴメン、無理…」


翔太の言葉をさえぎった。

「そっか…。でも俺諦めないから!!」


ニッと翔太は笑った。


あたしも一応、笑顔でかえしといた。


気を付けないとダメってこの事かな?


でも何で、気を付けろ?




ってか、何で断ったんだろう。


いつものあたしなら、だいたいOKするのに。


こんな人だから、あたし色んな人と付き合った。


でも、すぐ振る。


何かみんな、飽きちゃう。

…そんなことより。


諦めない。って、


なぜ?(笑)


すると彩が、


「あんた、もてるね〜☆」


「えぇぇ!?」


「何言ってんの?あんた中学の時からモテモテだよ。」


「へー、初めて知った!」


「まじで!!」


そんな話、初めて聞いた。

そりゃあ告白はされるけど、もてるとかどうでもよかった。


そんなことを彩と話してると、クラスメイトの明日香ちゃんが話し掛けてきた。

明日香ちゃんは可愛い。


何か、元気だけど女の子は捨ててないって感じ。


「のんちゃん、知ってる?」

「何を??」


その時あたしはまた、新たな話を耳にした。


それは、さっきの翔太のこと。


「翔太は、入学した時からのんちゃんの事好きだったんだって。
でも、のんちゃんを優輝先輩にとられてショックうけてたら、クラス全員にのんちゃんが好きってバレたの。
それで全員協力したってわけ。で、のんちゃん別れたって聞いて男子が叫んだでしょ?
それは、翔太にチャンスが来た!っていう叫びだったわけ。」


…わお。


淡々と説明する、明日香ちゃんにあたしは唖然。


「ま、頑張れ!」


軽い一言、彩。


「翔太いい人だからさ♪」


これまた軽い、明日香ちゃん。


「あぁ、うん。はは…」


苦笑い、あたし。