何か蓮って、落ち着くな…。


何でも話せる。


「希未、明日から気を付けた方がいいかもな(笑)」


蓮がいきなり言ってきた。

「え、何で?」


「いや、お前…やっぱ何もない。」


「なんじゃそりゃ(笑)」


でもほんとに何だろう?


気を付けた方がいいって


あたし何かしたっけ…


「まぁそんな考えなくても、大丈夫だから!そんじゃあ俺そろそろ行くわ」


「あ、うん。話聞いてくれてありがとう!」


あたしがそういうと、蓮は笑ってくれた。


そして走って行った。





帰り道。あたしは1人で考えてた。


蓮のこと…。


きれいな焦茶の髪。


少し高い背。


いい具合に大きい目。


可愛い笑顔。


優しかったなぁ…


…って、あれ?


何でずっと、蓮のこと考えてるんだろ




その時はまだ、気付いてなかったあたし。


自分が蓮に惹かれていること何て…