幸せの形 不幸の形

家に帰っても相談できなかった

母親と祖父母はものすごく仲が悪く、この日も家に帰ると母親の怒鳴り声が聞こえてきた

「人が動くたびにババァのくせにクションクション嫌みな咳しなくたっていいだろ」

「誰がそんな咳した。よくそんなことばかり言えるな」

母親にとって祖父母の存在自体がばい菌みたいなもの

「うるさいんだよクソババァ。さっさとくたばれ」

またいつものだ

この日は母親と祖母の言い争い