幸せの形 不幸の形

いつも通りの朝がやってくる

いつも通りの授業が始まる

私の後ろの席には男子が座っていた

別にガキ大将ってわけじゃないどこにでもいる男子

2時間目の授業が終わるチャイムが鳴った

「きりぃーつ」

日直の子が大きな声で言う

椅子を後ろにひこうとした私はすぐにガタンとぶつかる音に振り返った

立てない…

後ろを見るとその男子の机が異常な位、前にきていた