「『あっちゃんしか好きにならない。

一生一人身でいてやる!』

なぁーんて言ったらどうしようかと思った」



「真希…」



やっぱり真希は優しい。



どんなに私が悪いことしても真希は絶対私を一番に思ってくれる。



「好きならしょうがないよ。

それに別に敦先輩と美月は付き合ってるわけじゃないんだから罪悪感を担う必要ないし」



真希の言葉に胸がジィーンとなる。



「ありがとう真希、大好き」



そう言って私は真希に抱きついた。



「皆見てるから離れなさいよ」



そんな照れ隠しな発言をする真希を見て可愛いと思った。