「どういう意味…?」
私が必死に思考を働かせる。
「そのまんま。
美月のことが欲しくなった」
欲しくなったって私はものじゃないんだから。
「何で私なの?
しかも私告白に乱入してきたのに」
かなりKYだったはずだ。
「俺も最初は告白断る為にキスしようと思ったんだけど止まらなくなるくらい夢中になってた」
薫が私の体に視線を下ろす。
「キャッ…」
下着しか身につけていない自分の姿を見て慌てて制服を着る。
いつの間に下着になってたの!?
よく見ると異常なくらい体中に赤い何かの跡が付いているのに気づいた。

