~~sibe奈美~~
VANILLAを出たら
ほんの少し暗かった、ほんとにちょっとだけ‥
「‥‥私何かしたのかな?司を怒らすような事
だから帰れって‥」
「ううッうぅ」
なんで悲しいの?
なんで私泣い‥
ビクッ
誰かに肩を触られた‥
「オジョーさんッ
何泣いてるの?俺が慰めてあげようか?」
・・・・・・・・・
「大丈夫ですッすいませんッ」
私は振り向かないで走ろうとした
だけど腕を捕まれてしまった‥‥
「冗談だよ奈美。俺だよ」
なんで私の名前
私は恐る恐る振り向き目を開けた
「優義ッ、咲ちゃん!」
「ゴメンね奈美
奈美を偶然見つけたら優義がこんな事‥」
咲ちゃんはそう言うと優義を睨んだ
「・・・・ハハ‥‥‥‥ところでッ
奈美どうした?」
「・・・・・」
「司と一緒だったんじゃないの?」
「あのね‥‥」


