~~sibe奈美~~
「帰るぞ、奈美」
「えっ!?えッ?司くん!プリントッ!」
「俺が書いた」
そんな無理やりなッ
嬉しいけどねッ?
司くんが私の手を引いて教室を出た。
もはや拉致じょうたいなんだけど~
「じゃあね奈美、司。頑張ってぇ」
咲ちゃんはニコニコしながら私を見送って
優義はガッツポーズをして見送った。
拉致られてるのに~
「つっ‥司くん!?」
「何?」
司くんが私の手を握りながら靴箱に向かう為に早歩きをしている。でも私は、小走り状態だった。
「は、早いよッ」
「あっごめんッ早かった?」
司くんはそう言うと、足を私に合わしてゆっくりと歩いてくれた。
靴箱に着いたら靴手を離した。そして司君の横に付いて歩いた
だけど、学校からは出たんだけど‥
「どこに行くの?」
「アイス屋」
‥‥へ?アイス屋さん?
「アハハハハハッッ!
お腹が痛いッ!」
「‥‥‥笑い過ぎだろ」
だって、司くんがアイス屋さんに行きたいなんて意外過ぎて笑いが‥。


