「なに?」
俺は王子様フェイスで答えた。何で呼び出されたのかさも分からないかのように。
「相模くんの事が好きです!付き合って欲しいとかじゃなくて、ただ伝えたくて」
「ありがとう
君の気持ちには答えたられないけど、嬉しいよ
クラスと名前は?
ネームの色からして同じ学年だよね?」
「二年三組の 柳田 真帆です。ありがとうございました」
ペコッ
『まほ』と名乗る子は、おじぎをして駆け出していった。
俺はコクられるのは嫌いだけどこいつの気持ちは聞いてるだけで、伝わってくる。
俺と、同じ気持ちー‥伝えたくてたまらない思い‥‥
「司くん?」
「えっ!?奈美!?」
「あ‥‥咲ちゃん達が
司くんの所に様子を見てこいって」


