彼がびくっとした。 「あれ?橘?」 どうやらあたしは彼を起こしてしまったようだ。 「俺、もしかして寝てた?」 あはは。と笑う彼がとても可愛い。 「ところで、橘は何をしてたの?」 「えっ!?」 あなたにみとれてた。 そんなこと言えない… 顔が赤くなってしまったあたしに 「もしかして、俺にみとれてたとか? なんてあり得ねぇけど。」