放課後の教室で



嬉しい…嬉しすぎる。
あたしの手に冷たい何かが落ちてきた。


「橘?何で泣いてるん?嫌だった?ごめんな…」
悲しそうな顔で彼が言った。


「違くて!!」
必死に否定した。