「亜也ー!! 帰るよ。」 百合があたしを呼ぶ声が聞こえる。 「ごめん。教室に忘れ物しちゃったから、先に行ってて!!」 「分かった。外で待ってるね。」 友達を待たせてしまっているので、急いで教室へ向かう。 階段を2段とばしでかけあがる。4階までのぼり、少し走ると私の教室が見えてきた。 ガラガラッ。 扉を開ける。 そして電気をつけた。 「あっ!!」 机に突っ伏して誰かが寝ている。 近くまで行ってみた。