『千秋、晩飯まだだったらうちにくるか?』

そう言うのは、隣に住む

幼なじみの恵一。

あたしは、恵一が好き。

小さな頃から、ずっと。

兄弟のように育った

このお隣りさんを

あたしは好きなんだ。

こんな風にご飯に誘われるのもしょっちゅう。

親同士も仲が良いから。

『今日一人だったから嬉しい。
荷物置いたら行くね』

恵一との夕飯、

恵一の家族との夕飯の一時を想像して

あたしのテンションも上がる。