白いジャージの上下にルイヴィトンの四角いアタッシュケース。
180センチはあろうかという身長とガッチリした体格が そのチンピラテイストの出で立ちを さらに際立たせていた。

「スイマセン、遅くなって」と言って吉田の向かいの席に座る その大きな男に私は おしぼりをを手渡した。


吉田が「涼介、この人がこの店rushのママ。で、こいつが涼介」と紹介した。


「はじめまして♪」
ニッコリいつもの営業用の笑顔で微笑んだ。