Lovejunkie~恋愛中毒~

優香の乗っている黒のワゴンRが止まっていた。
涼介と優香で まぁくんを車中に残し 車に近づきエンジンを回してみる。ガソリンがないだけではなくバッテリーまで上がっているようだ。
これでは こんな夜中に拉致があかない。
出直すことにしよう。

場所もわかったことだし明日 出直すことに決めた時 突然まぁくんが車から降りてきた。

「優香!ほら、見てみ!のろしが上がってるやろ?
ここには化けもんがおるんや!」

叫びながら 恐怖からうずくまる まぁくん。
どうやら幻覚が見えるようだ。

「アホちゃう?あんた!どこに のろしなんか上がってんねん!」

見下した様に一喝する優香。

「ほら?見えんのか?あそこから煙が上がってるやろ?
あ…お前が化けもんの正体か?」

落ちている木の枝を掴み 今度は優香を叩き始める まぁくん。

「なにすんねん!?」

優香も負けてはいない。


もうやだ…狂ってる…。こんなの見たくない…。

闇の深さが一層この光景を不気味なものにした。