静かに閉められたドアの音とは反対に愛梨の怒りは増すばかりだった。 なによ!!あの性格がひんまがったエロ執事は!! 最初は、すごい温情の深い執事だと思っていた。 見も知らぬ自分の為に、あそこまで必死に探してくれたから… ううん、私の為じゃないんだわ。お父様にお金で雇われてるから。 ただ、それだけの理由……。