「たーだーいーまー・・・・」
あれ。自分ん家のドアって、
こんなに重かったっけな・・・・・
そんな錯覚を感じながらも、
まだ硬いローファーを脱いだ。
「おかえりー、波ちゃん」
優ちゃんにしてはやけに高い声。
お母さんにしては、
・・・・・・・ちょっと若すぎ?
声のした方を見ると、
「あ! 愛さん!!」
「お邪魔してまーす」
へへッと笑った愛さんがいた。
「久しぶりですねー」
「だねー。案外1年生と会わないもんだね」
「接点ないですしね」
そんなことを話しながら、
一緒に2階へ上がった。
年上には見えない愛さん。

