手元を見ると、
何故か一番上はクラスメートの数Ⅰ。
「・・・・・ちょっと」
「あ?」
「なんで?」
正樹を見ると、
どうしたの?と言わんばかりに首を傾げてる。
そんな顔してもダメなんだから!
「あんたが持つんでしょ!?
何で波が持ってんのよ!」
2倍になった重さのノート。
はっきり言って重い。
「サエちゃんの前だし、
ちょっとかっこつけちゃった」
「ふーざーけーなーいーでぇぇぇ」
波が睨みながら怒りると、
ちぇーと言って正樹がノートに手を伸ばす。
正樹から波へ渡った数Ⅰが、
また波から正樹に渡る。
軽くなった手元を見ると、
あれ?
一番上にあったはずの、
波の現国ノートがなくなってた。

