もしかして、微妙?

いやいやいやいや・・・・・



「優ちゃんの目が腐ってんのよ!」


「うっせーな! テレビ聞こえねーっての!
つーか見飽きるぐらいその制服見てんだ。
いまさらどうとか思わねーよ」



横目で優ちゃんを睨む。

相変わらず優ちゃんはテレビを眺めてて、
あたしなんてちっとも見てない。



「ったく、愛さんばっかりに優しいんだから」



ぼそっと呟き、また視線を鏡へ。


優ちゃんには彼女がいて、
なんか可愛い人。あたしも大好き。


だって優ちゃんが、
あたしを好きとか思ってたんだよ?



もう可愛い。大好き。



愛さんと同じ学校に通いたくて、
優ちゃんと同じ学校なんて選んだんだから!




「優ちゃん転校しろー!!」


「だから、うっせーっつの!」












「あっれー?
学校の場所ってどの辺だっけ?」


入学式。


多分学校近辺をうろうろしている。