人だかり入り込もうと頑張ってるみたいだけど、全く入れてない。


それが駄目ならと、
その場でぴょんぴょん飛び跳ねてる。





ぷっ・・・・・・


おもしろ。




そんなに急いで見なくても、人が少なくなってから見たらいいのに。



少し赤茶の髪を揺らしながら、
こんどはぴょこぴょこ顔を動かしてる。


こんなちっこいやつが、
俺と同じ年なんだな。



しばらく見ていると・・・・





止まった?





動きがいきなり止まったかと思うと、今度は自分が持っている紙を穴が開くんじゃねーかってぐらい見てる。



落ちた・・・・・・のか?



そう思ったとき、



「受かったぁあああああああ!!」



キーン・・・・


思わず耳を塞いでしまうほどの大声。