「きゃーやったぁ!!」 「受かった!!」 そこら中から歓喜の声が聞こえる。 まぁ、落ちたら叫ばねぇけどな。 3月の真ん中らへん。 俺、小倉優は高校の合格発表に来ていた。 人だかりの最後尾。 そこから自分の番号を探す。 ・・・・・・あった。 紙にはしっかり俺の番号が書いてある。 亮太は、どうだったかな? と思っていたら俺の目の前を飛び跳ねてる ・・・・・・ちっこい1人。 何してんだこいつ。