「今いない惚れてる女より、
近くにいる惚れられてる女だ。」


「つまり・・・・・・?」



じっと、優と見つめ合う。

そして優から出てきた言葉は




「要を落とす勢いで攻めまくれ!」




「・・・・・・オッス!隊長!!」


優に敬礼の真似をする。



そうだよね。敵がいない間に攻めないと!
何あたしウジウジしてたの!?


もったいない!!

これは、チャンスよ!チャンス到来よ!



意気込んでるあたしは見ていなかった。
あたしの隣で切なそうにしている

優の顔を。



聞いていなかった。

優の溜息を。




考えていなかった。






優の気持ちを・・・・・・