後ろから聞こえた声に思わず固まってしまう。 この憎たらしい声。 いやみな発言。 顔を見なくったてわかる。 「ゆ~う~・・・・・」 「あ?なんだよ、チビ。 やんのか、コラ。」 振り返った先には意地悪な顔して笑う優。 ズボンのポケットに手を突っ込んであたしを見下ろしている。 「なによ。なんか文句あんの?」 「べっつにー。ただ、キモイ。 要もドン引きだなコレ。」 グッサァー 心臓に矢が刺さった気分。