「顔がマヌケなんですけど」


「・・・・・・優・・・。」



ニヤッと笑いながら鞄をあたしの頭に乗せている優。



こいつはぁ・・・・・・・・



文句のひとつでも言ってやろうと、
優のほうへ体を向けたとき


優の手にある傘を発見。



チャンス!!!



「ねぇ~優クン♪」


今までに出したことのない様な
超笑顔、超猫かぶり、ついでに
甘~い声で優に語りかける。



気持ち悪りぃなぁ・・・と言わんばかりの顔をしている優には腹が立つけど、雨に濡れないよりは大分マシだ!