「こちらでよろしいでしょうか?」
箱を開けて中のケーキを取り出し、
あたしに見せてきた。
そのケーキには、
『誕生日あめでとう MASAKI』
とチョコペンで書かれていた。
そうか、バレンタインの前の日。
2月13日は、
正樹くんの誕生日だ・・・・・・
ケーキを受け取り、
店を出て優の元へと向かおうとして、
店の扉に手をかけたとき。
扉のガラス越しに、
優と正樹くんの姿があった。
「げっ・・・・・・・」
また鉢合わせ!?
勘弁してよぉ~・・・・・・
急いで扉を開けて、
2人の元へと駆け寄る。
「ちょっと! 何してんの!?」
ピリピリとした雰囲気の中に入り込み、また2人を引き離そうとしたとき。

