「もう行くから! じゃね正樹くん
ほら、優も行くよ!!」



ぐいぐい優を引っ張って、
正樹くんから優を離す。




今だ睨みあってる2人。




正樹くんが見えなくなっても、
優の眉間からはしわがなくなることはなかった。



「あいつ潰す」とか何とかなんとかぶつぶつ言ってるし・・・・・



なんでそんなにいがみ合うの!




・・・・・・・あれ? 
あたしなんでこんな事してんだ?



ってゆうかなんであたしが、
こんなに必死にならなきゃいけないのよっ!



あぁああああああっ!!






優を引っ張りながら歩くあたしは、


「正樹くんにチョコをあげていいか」


と言う当初の目的を全く忘れていた。





ってゆうか、
こんな状況で言える分けなかったのであった。




そしてこれからも、
言えない様な気がしていたのであった・・・・・・